平成の緑茶考。
こんにちは。知覧銘茶.com 担当の うえっぶ松(webmatu)といい
ます。! よろしくお願い致します。
当店の農園では10月からの秋冬番茶の収穫も終盤に入りました。
やっと今週でお茶工場の稼働が終わりとなります。
というわけで、今月はチョットだけ早めにお送りする次第です。
でも、webmatuの活動は今まで通りに定期的にあたなへお届けい
たしたいとおもいますので、よろしくお願いします。
さて前回は、お茶の淹れかたをお話しましたが、今回はそのpart
2番です。
前回の「旨味」、「甘味」、「渋味」、「苦味」4つのバランス
1.茶葉の量2.お湯の量3.お湯の温度4.浸出時間 4つの変数の組み
合わせは試してもらいましたか。?
前回、煎茶のお茶の浸出時間は一分〜一分半を目安にとお話しま
したが、お茶の種類にもよりますが、二煎目は一煎目よりはやや
高い温度で、浸出時間は一煎目の半分位で(30秒から45秒)淹れま
しょう。三煎目を淹れるときは二煎目よりやや高い温度で、また
半分の時間です。(15秒から27.5秒:微妙?)
また、お茶の注ぎ方は3つお茶碗があるとすると、1,2,3と注いだ
ら、3,2,1と戻り、これを繰り返す「廻し注ぎ」で最後の一滴まで
注ぎ切ってください。
カテキンやアミノ酸、ビタミンCの成分は三煎目でほぼでてしま
いますが、茶殻には水に溶けないカロテン、ビタミンE等の成分
がまだ残ります、上級煎茶の場合には柔らかいその茶殻をもドレ
ッシングや出し汁醤油などで食べて見ましょう。佃煮でも可です。
中国、タイ、ミヤンマーなどでは、お茶は塩や油で和えて、食事
に出すそうです。
日本茶は紅茶などの発酵茶よりデリケートで、鮮度が非常に大切
です。変質しやすい性質が有りますので、保管方法に注意が必要
です。
その変質させる要因は、1酸素2湿気3温度4紫外線です。
酸素は一番の大敵で、酸素によって、カテキンが酸化されて、お
茶が赤くなり、ビタミンCは酸素により分解されてしまいます。
なによりお茶がまずくなります。2と3の湿気・温度は飲んだら
封をして冷蔵・冷凍庫に保存しましょう。4の光(紫外線)は、
緑色の葉緑素の茶葉を変色させますので保存には暗い光が当たら
ない所が良い訳です。
4つの要因からお茶を守れば保管は万全ですが、ご家庭では、2
週間から一カ月で飲みきる量を購入しましょう。その方が管理も
楽になりますし鮮度も維持し安いです。
まず、基本の淹れかたを試してみて、前回の4つの変数を調節する
事で、あとはご自分の好みのパターンにアレンジしてみて下さい。
さて次回は何にしましょうか?
次回をお楽しみに、それでは..また.....。
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