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- 2009年12月 20日08時00分
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- 件名:オフィシャルメルマガchiranmeicha.com
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知覧銘茶.com 担当の うえっぶ松(webmatu)といいます。!
本日もどうぞ宜しくお願いいたします。
それでは、今回もお茶の持っているポテンシャル(お茶のパワー)や聞いていて
少しは為になるお話しをこの"うえっぶ松"があなたへ今日もお届けいたします。
どうぞ宜しくお願いいたします。
今回は日本茶の製法と種類についてお話したいと思います。
さて、日本茶にも様々な種類がありますが、お茶の分類方法には、発酵茶ゆ半発
酵茶、不発酵茶の分類がありますが、この「発酵」とはお酒やお醤油を造る時に
酵母菌を働かせるのとは異なり、お茶の葉にある酸化酵素を働かせるか働かせな
いかとのどちらかだとご理解ください。
この酵素を働かせると茶葉の中のカテキンが酸化されてお茶が赤くなり、働かせ
ない様にすると緑色のお茶ができます。
例えば緑茶を摘んできて、ある一定の温度の所に放置すると緑茶は赤く発酵して、
紅茶の色の葉になり緑色のお茶になりません。
このように酵素をしっかり働かせたのが発酵茶で、代表的なものが、紅茶です。
紅茶も元々は緑の色の葉っぱなのですが、上の例のように赤く発酵されて製造さ
れます。
また、酵素を少しだけ働かせたお茶が半発酵茶でその代表が烏龍茶です。これに
対して、酵素を全く働かせない方法で作ったのが緑茶(日本茶)になります。
それでは、どのようにして酵素を働かせないようにするかというと、摘んだばか
りの茶葉は一気に加熱することから始まります。
緑茶の加熱の方法には二種類の方法があります。一つは水を垂らすと「ジュッ」
と蒸発する位に熱したお釜に、摘んだお茶の葉を入れて炒(い)りあげる方法で、
中国や九州の一部で作られる「釜炒り茶」がそれです。
もう一つは、摘んだばかりの茶葉を高温の蒸気で蒸して酵素の働きを止める方法
で、日本で製造される緑茶のほとんどがこの方法でつくられます。もちろん当方
の松崎製茶もこの方法です。
皆さんご存知の玉露、普通煎茶、深蒸し茶、番茶,抹茶,芽茶、粉茶、茎茶がこ
の製法です。又、この緑茶を再加工して作られるのが、焙じ茶や玄米茶などが有
ります。
あなたは一芯二葉とか一芯三葉とかいう言葉をお聞きになった事があるかと思い
ます。これは茶摘みの方法で、芯芽を中心に、新しい葉だけを2〜3枚摘んだもの
で当方農園では、そのほとんどを乗用型の摘裁機で刈り取ります。キャタピラ付
の戦車のような機械です。
摘んだお茶は工場にて、先程の蒸気で蒸され、揉み行程を経て乾燥されて水分が
5%になり製品となりますが、この段階ではまだ、荒茶と呼ばれ、その後に水分が
3%になるまでに仕上げ行程で、粉や茎を除いたり、長さや形を整えた後、日本茶
特有の香りや味を調える為に仕上げ乾燥をします。
以上が日本茶の製造法ですが、今は機械がオートメーション化され、一連の作業を
機械がしてくれる為に、摘んだお茶はその日のうちに製品になっていきます。
次回どっとこむ通信もよろしく...........。それでは........また.......。
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